ごあいさつ

この度、今年で17年目を迎える NPO 法人富山スポーツコミュニケーションズ(TSC)の会長を 引き受けることになりました大松 暢と申します。 佐伯理事長とは大学の先輩・後輩という間柄であります。 今年の6月に縁があり富山に単身赴任で住居を構えたところ、会長就任依頼があり快諾させていただきました。富山生まれではありますが、今まで富山に住んだことはありません。何となくですが、このまま永住しそうな気がしてなりません。 さて、Jリーグ開幕前年よりオリジナル10であるA・Sフリューゲルスの立ち上げにかかわらせていただき、チームが消滅する瞬間まで立ち会いました。今でこそ言えることですが、クラブチームの消滅を目の当たりにした経験は何物にも代えがたいある意味で貴重な経験となりました。本当はこんなことが起きてはならないのです 。 TSCも立ち上げはチームづくりもイメージしていたと思いますが、これまでの歴史の中で柔軟に対応して事業を継続してきたのだと思います。その中でも特筆すべきものは「病院ビューイング」の実現です。この実行力には真さに感銘を受けました。沿革をみれば迷走しているように見えますが、しっかりと芯を持って活動してきた結果だと思います。 また、この1~2年は日本においてコロナウィルスに振り回されてきましたが、社会の変化に対応しサスティナブル(持続可能)な観点を持って事業を継続または新規事業への挑戦を続けていけるNPO法人でありたいと思っております。富山においてスポーツを通して健康で心豊かな生活を過ごせるような環境作りに尽力していきたいと考えております。 今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


令和3年8月吉日
NPO法人 富山スポーツコミュニケーションズ
会長 大松 暢

【経歴】

1962年 生まれ 。東京都出身。筑波大学蹴球部から東芝JSL1部でプレー 。その後佐藤工業株式会社に入社しJリーグクラブ 「 横浜フリューゲス 」立ち上げにかかわり 、チーム統括マネジャー 、ホームタウン営業課長などを歴任。2003年からは(有)シュートにて木村和司氏のマネジャーとして様々なサッ カー事業に着手。2011年佐藤鉄工株式会社東京営業所鉄構営業部長。2021年6 月より株式会社富山銀行参与・ビジネスソリューション担当部長として多彩な経験を持つ。富山市在住。

【富山の課題に挑む「集まって」「つながる」スポーツを提供】

私は子どもの頃から毎日のようにスポーツを楽しんできました。そこには指導者はいなく、みんなでルールを決めたり人を集めたりしながら「遊ぶ」ことで向上し、勝っても負けても心底満喫することができていました。

野球やサッカー、卓球にスキーなどシーズンに応じて楽しみながら行うスポーツは私にとってかけがえのない時間となり、できない種目はなく、なんでもできる喜び・自信に包まれていました。

しかし一方で「できない人」や「集まってこない人」に対し寂しさを感じるようにもなりました。「2極化を生んでしまっている」「どうやったらみんな集まってくるのだろう」それは現代における人間社会の課題にも似た永遠の課題です。

TSCは登記した2005年からスポーツは「する」だけでなく「みる」「支える」「働く」ことをビジョンとし、その達成に向け事業展開して参りました。

 国内はようやく「するだけでない」喜びを求める時代となりましたが、まだまだスポーツ本来の意味である「日常からの離脱」「気晴らし」「楽しむ」「遊ぶ」などへのアプローチは十分とは言えず、年齢を重ねるごとに低下しています。

戦後経済発展への代償のように「少子化」や「孤独死」、「不登校」など「コミュニケーションの希薄化」などによる多くの社会問題を抱えてきた日本。

本年20年目を迎えるTSCは、新たに「集まる」「つながる」をビジョンに加え、皆様と実感しながら、富山の諸課題に挑戦し続けていきます。

ぜひ我々と共に豊かな社会を創造していきましょう!!


令和6年11月吉日
NPO法人 富山スポーツコミュニケーションズ 理事長 佐伯 仁史

【経歴】

1964年生まれ。富山市出身。同市立星井町小~同南部中~富山県立富山東高~筑波大学体育学群卒。高校で体育の教鞭を執るかたわら、社会生活や教育現場におけるスポーツの重要性を研究、実践する。2005年4月、NPO法人富山スポーツコミュニケーションズを設立し理事長に就任。JFA(日本サッカー協会)公認B級コーチ、JFAスポーツマネジャーズカレッジプロフェッショナルマネジメントインストラクター。